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宴
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奥の間には、酒と食事が
準備されていた……
そして、そこには、赤い髪の青年と美佳がいたのだった
「なんで……」
「初めまして、燐さま…… 茜と申します
これからは、燐の身の回りのお世話をさせていただきます」と赤い髪の青年は、言った……
「この娘は、今日の宴の贄(にえ)でございます……」と茜は、笑う
「さあ、主様、燐。
こちらの席に……」と
上座に座るよう、うながす
「それと主様、燐の着替えは、お任せてしてよろしいですか?」と
茜は、騰蛇に言う
騰蛇は、右手を前に出し
軽く上下に降ると
燐の身につけていた長襦袢は、一瞬にして、牡丹が咲いた着物に変わったのだった
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