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隙
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「おはようございます
燐様」と
茜が障子越しから、声をかける
最近は、騰蛇との情交が続き、神になった身体には、不調はないものの、 なれない生活に燐は、精神的に疲労していた
「職安行ったのはいつだったかな……」と
一人呟く
「白餡ですか?饅頭を御用意致しましょう」
と茜は、的外れな返答をしながら、部屋に
入ってきた
「今日、騰蛇様は出掛けておいでです。翡翠が付き従っているので
なにか御座いましたら、何なりとお申し付けください
」と茜は、控えるのだった
「外には、出ていい?」と燐は聞くと、
「それは、騰蛇様がお許しになっていません」と 断りを入れられた
燐は、「縁側までならいいかな」と食い下がると
「そこまでなら大丈夫でしょう……」と
茜は返したのだ
「じやあ、お饅頭が食べたいな」と
燐は、茜に言い、
「それでは、白餡の饅頭を準備しましょう」と
茜は笑った
このとき、燐は茜一人なら、なんとかこの館から出る機会があるかも知れないと考えたのだった
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