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痕跡 3
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綾「兄ちゃん達遅いな…」
何もないといいけど…
蒼「心配なんていらないよー。あの人達不死身だしー」
確かにそうだけど……
綾「けどさ、やっぱり不安だよ」
成「愛する旦那達やからか?」
綾「そ、……成希?」
綾瑠は口に運ぶスプーンを止め、成希をジロっと見る。成希は面白くない、という顔で舌打ちをした
成「ちっ…上手くいかんもんやな…」
綾「何がだ、ボケナス」
そうだ、って思わず言いそうになっただろうが…
水「兄様、顔が赤いよ?」
綾「何でもないから気にするな」
水「そう?」
綾「そうそう気のせいだ」
成「んな訳あるかっちゅうの」
…ふーん………
蒼「あーららー」
魁「どうしたの蒼?」
蒼「んー?数秒後に理由は分かるよー」
魁虎は蒼の言葉に首をかしげたが、蒼の言う通りすぐに理解することが出来た
綾「次イタリアン作る時、お前ハブリ決定な」
成「何やてっ!そんなん無しや!」
水「成希様必死ですね…」
成「当たり前や!
そこらの店より美味い飯が食えんのやぞ!」
これは危機や!と慌てる成希を、綾瑠はテーブルに肘をつきながら見て言った
綾「だったら余計なことを言うな」
成「ちぇっ…。(○`З´○)-зケチンボー」
なんだろう…無性に腹が立つような……
綾「うるさい。お前の秘密をバラしてもいいなら
言っていてもいいぞ」
魁「秘密?」
成「それはアカン!」
綾「なら言うな」
成「…仕方あらへんな……
イタリアンと秘密を盾に取られたら何もできんわ」
蒼「ねぇねぇー。秘密って何ー?」
綾「あー、それはこいつが」
成希は音を立てて立ち上がった
成「アホー!言うたらアカンで!絶対アカン!」
綾「ふん、俺の気持ちが分かったか」
綾瑠の言葉を聞いた成希は大きくため息をついて、へなへなと椅子に座り、テーブルに突っ伏した
成「よぉ、分かったわ…。もう言わんから
誰にも秘密を言わんといてな…?」
綾「おう、約束してやる」
蒼「えー、教えてくれないのー?」
水「成希様の秘密…凄く気になる…」
魁「成希、そんなに知られたくないことなの?」
成「絶対アカン。コレはマジで教えられん」
蒼「えー、教えてよー」
蒼と魁虎が成希に秘密の内容を聞こうとしているとドアが開いた
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