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力の基本 side成希
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成「ほな、今日は4人とも共通で必要なものを
教えようかの」
そんで力試しと術の向き不向きを見極めようかの。双子も出来が良けりゃ術の方もやろうかの。これも親の務めや
風「4人共通?俺と兄貴、蒼と魁虎で共通は分かるが
俺ら全員に必要なものってなんだ?」
成「オーラの増減や。どんなに力の種類が違っとっても
基本はオーラや。せやからまず手始めにあんたら自身の
オーラを限界ギリギリまで周りに出してみ
制限時間は1分、1分後この部屋をどれだけ
自分のオーラで埋められるか4人で勝負してもらうで」
魁「えっ!?勝負!?どうやってオーラを
出すかもわからないのに」
成「んな心配せんでもええ、ただの力試しや
あと、コツ教えたるって言ったやろ?安心せえ」
魁「そ、そうだった…あー、安心した」
蒼「魁虎ー、ちゃんと話聴かないとダメだよー?」
魁「聴いてたよ!」
さっきまでのやり取りが嘘のようやな……近いうちに事件の犯人も突き止めとかんとあかんな
成「コツは全神経を使うこと、その神経一つ一つに
力を分散させること、それだけや」
風「なんか難しそうだな」
俺が風翔の言葉に対し豹になる時のイメージでやってみるよう雷翔と風翔に言うと雷翔が返事をした
蒼「俺達はー?」
成「あんたら2人は普段目に集中させとるけど
それをまず目、手、足の3つに分けてみぃ」
蒼と魁虎は俺の基準値は超えんやろな…問題は豹兄弟の方やな…
成「現段階でどれだけ出来るか見るだけやから
とにかくやってみぃ」
4人は俺に向かってほぼ同時に返事をした
成「ほな始めるで」
さて、お手並み拝見しようかの
成「3…2…1……始めっ!」
俺の合図と同時に4人はそれぞれアドバイス通りにオーラを放出させた
成「………………」
この中だとやっぱり雷翔がだんとつで上やな。体術の基準値も余裕でクリアしとるからもう少し安定させて、まずはこの3倍くらい出るようにするかの
風翔は……雷翔と比べると劣っとるが悪くは無いな。基準値もクリアはしとる。あとはオーラの出し方の無駄をなくすことやな
蒼「…なかなかっ……難しいねー」
魁「手が…熱い………」
そう言っとる割には2人とも出来とるな。こいつら……素質あるな
成「普段集めんとこにオーラを集めとるからの
歯食いしばって我慢せい。雷翔と風翔はどうや?」
風「改めて意識すると難しいもんだな」
雷「そうですね。最近は慣れてしまって意識など
していませんでしたし……」
…こいつらまだ本気や無いな……本気出せと言ったやんか
成「けど、会話出来とるな。それがあんたらの本気か?
まだ、余裕あるよな?
俺は限界ギリギリまで出せと言ったんや。
俺を潰すくらい出してみんか!」
あっという間に1分が経過した
成「そこで力をキープせい」
魁「うっ…辛い……」
左から順に雷翔、風翔、蒼、魁虎と見る
やっぱり雷翔がだんとつ、そんで風翔が2番目…蒼はギリギリ基準値にのったな……魁虎は元からオーラの使用量が片目だけやったから元が少なかったか?…これは増やさんとあかんな
成「もうええよ、力抜き」
魁「あーー…疲れた……」
蒼「ふぅ……目、以外に集めるのって難しいね」
魁虎は床に座り込み、蒼は膝に手をついて言った
成「ほな、結果言うで………」
俺は結果を個々に言った
それを聞いて4人は顔を見合わせたり頑張ろうと意気込んでいる間、俺はなんの術が出来そうか考えていた
この調子やったら双子にも術を教えてもええかもな
そしたら、雷翔と風翔は物理的な術がええかの…いや、雷翔は微妙やな……あいつには幻影の方が合っとるかもな…蒼と魁虎は結界で決まりやな始めは個々でやらせてある程度したら合わせるかの。その繰り返しやな
雷「成希、今なんと言ったんですか?」
成「ん?…ああ、あんたら個々の今後の練習メニューの
予定を考えてんのや」
風「別々にやるのか?」
成「基本的な体術、つまりオーラな。これ系統のものは
4人でやるけどそれ以外は別や。出来る奴が
出来ひん奴に合わせる必要は無いからの
せやから、あんたら一人ひとりに合うメニューを組む」
風「分かった」
成「でもまぁ、1週間ごとに勝負してもらうがの」
魁「今日みたいなの?」
成「それもある。けど、実戦的なのもしてもらうで」
風「勿論手加減はなしだよな?」
成「アホなこと抜かすな、本気に決まっとるやろ」
風「いや、動きやすい服でも持ってこようと思ってな
本気でやるなら尚更いるだろ?」
成「あぁ、そういうことな。ならええわ」
雷「それで、これからいつ此処に来ればいいですか?」
成「いつでもええよ。俺は此処に住まわせて
もらうからの。けど、深夜に来るのはやめてや
夜はなるべく寝たいからの」
あと、調べんとあかんことが多々あるからの
雷「分かりました。予め連絡してから来ますね」
成「おう、頼むで」
さて、残りの時間は体術をの開放とそのキープの練習やな
成「さぁ、俺ん中で今後の予定も決まったことやし
再開するかの。今日の残りはオーラの開放とキープや」
雷「分かりました」
風「ぜってぇ、兄貴に追いついて抜かしてやる」
雷「追いつかれるのはいいですが抜かされたくは
ないので私も頑張りますかね」
成「やるとなったら俺は厳しいで。覚悟しいや」
蒼「おーけー」
魁「全力で頑張るよ!」
そんなこんなで俺はこいつらの先生?になった。まぁ、親やから当たり前やけどな
…ん?親ってどういうことか気になるん?それは……
……ククッ…………まだ秘密や
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