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声の主 3side双子
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綾瑠が意識を失って2分程経過した
俺の頭の中はパニック状態だった。何せ、気を失うなんて聞いていなかったからだ
風「おい兄貴!どうすんだよ!声が出なくなるどころか
息してねぇし、心臓も、止まってからもうすぐ
1分経つ!」
雷「私もこのような状態になるなど、成希からは
何も聞いていません!」
何故このような…!私が綾瑠に提案をしたばかりに…
雷翔は気を失い倒れた綾瑠を抱き寄せながら何度も綾瑠の名前を呼び続けた
お願いします、綾瑠。どうか目を開けてください!
すると微かに綾瑠の瞼が震えた
風「成希に電話し、」
だが風翔はそれに気づかずに立ち上がり、成希に電話をかけようとした
雷「風翔、綾瑠が目を!」
そんな風翔を雷翔は呼び止めた。風翔はそれを聞きバッと振り向いた。そこには確かに薄らだが目を開けた綾瑠の姿があった
風「綾瑠!おい綾瑠!しっかりしろ!綾瑠!」
風翔はすぐに綾瑠の前にしゃがみ込み、両手で綾瑠の顔を包み込んだ
風「おい綾瑠!俺が分かるか?」
綾「…ぁ………に…け」
一応、分かってるみたいだな…
雷「え?」
風「綾瑠、もう1回言ってくれ」
綾「雷にぃ…風にぃ……」
雷「なんですか?」
風「何処か痛むのか?」
綾瑠はゆっくり首を横に振り、深呼吸をした
綾「…雷翔、風翔、蛇神の元へ行け」
風「なっ!?」
次の瞬間、2人の姿は消えており、家の中には床に寝転がった綾瑠だけになっていた
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