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綾瑠と成希の得意料理
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雷「クスクスクス……綾瑠そろそろ止めてあげては?」
綾「そうだな」
確かにそろそろ成希が可哀想に見えてきた
綾「…蒼、俺の元に来い」
蒼「おっ?」
すると蒼の動きが止まり綾瑠の方に方向転換をした。そして綾瑠の側まで来て跪いたのだった
蒼「わー、身体が勝手に動くって凄いねー」
綾「本当にお前の意思で動いてるんじゃないのか?」
蒼「うん、違うよー」
綾瑠と蒼がそんな会話をいていると魁虎がねぇねぇ、と呼んだ
魁「干からびてるこれ、どうするの?」
成「…………」
魁虎は成希の肩をつんつんと突っついたが成希は床に突っ伏しており、微動だにしなかった
風「綾瑠、成希も試してみたらどうだ?」
綾「そうだね。走れ、とか言ってみる?」
風「俺は賛成」
蒼「面白そーだから賛成」
魁「綾瑠さんに風翔様、それに蒼まで…
流石に成希が可哀想だよ」
雷「綾瑠、魁虎の言う通りですよ。一応
神の生まれ変わりであり、私達の中でも
最年長者なんですから。年上は敬わなくては…」
成「せや!雷翔の言う通りや!少しは敬わんか!」
綾瑠は成希見てニッコリと笑った
成「あ、綾瑠?」
綾「成希、お口チャック」
成「!?、んんっ!んーんんっんんんーーー!」
綾「そんでもって、30秒全力ダッシュしやがれ!」
成「んんっーーーー!」
ー 30秒後 ー
…チーン………
風「とうとう白骨化したか」
魁「わー、成希ー!」
蒼「アハハハハっ、ヤバイーw」
雷「はぁ…綾瑠…?」
風翔は、おぉ!と関心し、魁虎はわたわたと慌て、蒼はゲラゲラとお腹を抱えて笑っていた。そして雷翔は、そんな様子を見て何でこんなことをしたのか、と問うような目で綾瑠を見た
綾「んー…なんとなく?大学とかでも成希とは
こんな感じだったし」
力を与えられて身体、主に喉がただの人間じゃなくなって変わったとしても、成希との接し方まで変える必要はないからな
雷「綾瑠、貴方は大学で成希と何をしているのですか…」
綾「それは兄ちゃん達が1番知ってるだろ?
ちゃんと勉強して成希と一緒にいる」
雷「大学は知っていても学部は知りませんし
成希といるのは今回初めて知りました」
綾「あー…A大学、E学部、栄養学科
成希とは一緒に勉強しています。これでいいか?」
魁「え!?めっちゃ倍率高いところじゃん!
綾瑠さんすごい!」
綾「そんなこと言ったら成希も同じ大学で、
同じ学部学科だぞ
それにこいつは主席で合格してるから俺よりすごいぞ」
風「だてに800年生きてねぇな」
成「すごいって分かっとるんやったら少しは
手加減せい!ほんまに死ぬかと思ったわ」
綾「あ、復活した」
成希はノロノロと起き上がり床に胡坐をかいた
成「綾瑠、流石に俺も怒るで」
あー、目がマジだ……仕方が無いアレで釣るか
綾「今度ご飯作ってやる」
成「許す!」
よし、釣れた
魁「た、単純」
成「単純やないぞ!綾瑠のイタリアンは
本場の一流シェフも認めた腕前なんやで!」
お前が胸を張って言うなよ…
蒼「あー、だから俺に試食してくれーって
言ってたんだー」
綾「当たり。栄養学科は管理栄養士とかの資格もだけど
それぞれの国の郷土料理を学ばないといけないからさ」
綾瑠がそう言ってからなんとなく蒼から視線を逸らすと視界の隅に俯きプルプルと震える風翔が映った
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郷土料理を学ぶというのはフィクション(のはず)です
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