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だったら 5side双子+成希
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綾「いいよ、水怜」
水「誠ですか!」
綾瑠がすんなりと血切りを受け入れおった……こんなこともあるもんやな
綾「けど、条件がある」
……はぁ、やっぱりな……あの綾瑠がタダで受け入れるわけないわな
水「条件…ですか?」
綾「そう。まず、敬語はなし
呼び方も水神様じゃなくて綾瑠って呼んで」
水「えっ!?それは!」
成「出た。綾瑠の無茶ぶり」
成希は小さくクツクツと笑う。成希の隣に立っていた雷翔はそれに気づき成希に問いかけた
雷「綾瑠はいつもこのような感じでなのですか?」
成「俺には特にな。料理の事となるとあいつは大体
無茶を言うてくるんや。少しは言われる側のことも
考えんか!と、思うがな」
風「なら、なんで止めねぇんだよ」
成希と雷翔が話していると、風翔が雷翔の肩に顎を乗せて話に入って来た
成「ん?あぁ。それはな、その無茶が必ず
ええ方へ行くんよ
せやから、俺は綾瑠の無茶ぶりを咎めはせん」
風「へぇ…感ってやつか?」
成「やろうな。綾瑠の感は鋭いから無意識やろうと
なんだろうと嘘なんぞすぐに見破ってしまうわ」
綾「これが駄目なら血切りはしない」
水「そ、そんな……敬語は主からの命なので
直しますが、名前の呼び捨てだけは勘弁して
頂きとうございます
せめて、様をつけさせて頂きとうございます!
お願いします!」
やけど、ここまで来ると水が可哀想やな……
成希はポンと肩を叩いて主従の呼び方で示す敬愛度について説明をした
成「気ぃ変わったか?」
綾「……分かった。水神様って呼ばないなら
他はなんでもいいよ」
水「あ、ありがとうございます!」
綾「じゃあこれで条件は飲めるよね?」
水「はい!」
成「流石にあんたらは知っとるやろ?」
雷「ええ。ですので魁虎は知っての通り私達のことを
様付けで呼んでいます」
風「俺らは力があるだけで神でも何でもねぇから
血切りってのは知らなかったけどな」
成「そういうんのもなんとなくは知っといた方が
ええで?知っといて損はあらへんからな
てか、話戻すけど魁虎は様付けやろ?」
双子は同時に相槌を打つ
成「蒼はなんで呼び捨てなん?」
風「あー……」
雷「分かりません。ですが、蒼の性格上から見ると
ただ面倒なだけだと私達は思っています
現に命令には一切逆らいませんし、それ以上の
こともしてしまいますし……」
アレは少し……いえ、かなり酷い状況でしたね……
辺りは血で赤く染まって、関節とかはありえない方向に曲がってたしな……アレは軽いトラウマだな
成「それ以上?」
風「偶にぶっ飛んだことすんだよ。俺らを
馬鹿にしたとか危害を加えただとかで殺す寸前まで
ボコボコにしたりよ」
成「そん時の様子は俺の首を絞めた
時みたいな感じなんか?」
雷「いえ、口調はオフの時と同じでしたし
ずっと笑っていましたね……」
風「あははっ、ってな感じでな」
あん時はこいつマジで薬とかやってんじゃねぇかって疑ったな……
成「ほんまか…」
雷「ええ。ですが、今後一切しないようにと
命令してからは1度もありませんし、
魁虎がストッパーになってくれているので
余程の事がない限り蒼がアレを繰り返すことは
まずないでしょう」
成「なぁ、アレってなんなん?」
風「かなり酷(むご)いから綾瑠がいない所で話す」
成「分かった。ほな、また後でな」
そう言って成希は水怜の頭をわしゃわしゃっと撫でている綾瑠に顔を向けた。双子もそれに釣られるように綾瑠の方へ向いたのだった
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