アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
蛇神の4人の妖精達 2
-
蛇「……皆は本当に私で良いのだな?」
光精「俺はお前に以外に尽くさねえよ」
風精「光の妖精に同じく」
雪精「同じくぅ!」
桜精「蛇神殿、私も皆と同じ気持ちです
ですからどうか、契約を結んで頂けませんか?」
この様な真っ直ぐな瞳を向けられたのは動植物と水神、焰以外で初めてだ。勿論ルフスもな
蛇「……分かった。お主ら全員と契約をしよう
これからもよろしく頼むな」
水「決まったな。
妖精達よ、これから蛇神をよろしくな」
妖精達「はい!」
焰「おい、そこで何してんだ?」
声のする方を見ると焰とルフスが舞台から降りてきているところだった
水「契約をしておった」
焰「はっ!?誰と誰が?」
水「蛇神と此処におる4人の妖精達だ」
焰は唖然とした
ル「おぉー。皆良かったな」
焰「ルフス、お前知ってたのか……?」
ル「桜の木の下で話してた時に、そうだろうなーって
思ってただけだ」
焰「教えてくれても良くね?」
ル「ごめんごめん。時間ないと思って、
後で話そうとしてたんだ。それに、こんなに早く
契約をするとは思わなかったからさ」
焰は視線を蛇神に移した
焰「あー…今日、初めて会ったんだっけか?」
蛇「ああ、そうだ」
焰「確かに、それならルフスの言う通りだな」
ル「納得してもらえてよかったよ
話変わるけど、水神殿、そろそろ挨拶に回られては?」
水「そうだな。蛇神、立てるか?」
蛇「すまない、もう大丈夫だ」
蛇神はゆっくりと立ち上がった
水「なら行こう。結局、挨拶する者の名も
教えておらぬからな。歩きながら言う故、
しっかり覚えるのだぞ?」
蛇神は頷き妖精達を見た
蛇「名は後でつける。少し待っていてくれぬか?」
風精「そんなに急ぐ必要ないよ
落ち着いてからで構わないからさ。でしょ、皆?」
桜精「勿論です。私はつけて頂けるだけで十分です」
雪精「あぁー、ワクワクするぅ」
雪の妖精は蛇神の肩の上で足をパタパタとさせた
光精「蛇神殿の頼みだから待ってやるんだからな
…って、雪の妖精。お前早く蛇神殿の肩から降りろ」
雪精「そう言う光の妖精も頭の上にいるよねぇ」
光精「な、それは……俺は別にいいんだよ!」
雪精「えぇ!何それぇー!」
桜精「光の妖精さん…言っていることが
めちゃくちゃです」
光精「うるさいっ!」
風精「顔真っ赤。ありゃありゃ、耳までも」
蛇神はワチャワチャと騒ぐ妖精達を見て、段々と心が温かくなって行った
……水神、お主の言う通りであったな。私と普通に接してくれる者が必ず現れると前に私に言ってくれたであろう?焰とルフスを含め、ほぼ同時に6人の友が出来た
私は恐ろしいくらい幸せだ
蛇「ありがとう、皆は優しいのな」
蛇神がニコッと笑うと、4人の妖精達は顔をポッと赤くさせ、視線を泳がせた
焰「流石、水神殿の息子なだけあるな」
ル「うん。焰様がそう言いたくなる気持ち
すっごい分かる」
水「ふっ…愛しい奴であろう?」
水神は言葉の通り蛇神を愛おしそうに見つめたのだった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
153 / 279