アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
……見ぃつけた 2
-
今回は時間ないしここに置いてあるコーヒーメーカー使おうかな
綾瑠はそれに加え、もし誰かが飲む時の為のコーヒー用の砂糖やミルク用意もしていた
その時…
綾「っ!?……なんだ?」
何処からか音が聞こえてきたのだ
なんだ…?これは声か?
綾瑠はこれは良くないものだと感じた。今までこんな体験をしたことは1度もなかったが直感でそう思ったのだ
ど、どんどん近づいてくる…隠れないと!
綾瑠は持っていたミルクや砂糖の容器を机に置いて、気休め程度でもとテーブルの下に隠れようとした
っ!?…な、なんで……なんで体が動かないんだ…?
足を動かすどころかテーブルに容器を置くことすらできなかったのだ
綾「…っ…………」
綾瑠はだったらと、兄ちゃん達に助けを求めようと声を出そうとした。しかし、それも出来なかった
なんでだ!動け!動いてくれ!頼むから!
綾瑠が近づいてくる声に焦っている声から逃れようと必死になっていると、いつの間にかその声は止まっていて、辺りはしんとしていた
それに気づいた綾瑠はピタリと止まった
綾「あ、れ…?あっ、声が出る!体も動く…」
綾瑠は辺りを見回したが、何も変わった所はなかった
気配も無い…気のせいだった。…とは言えないけど、もう大丈夫なのか…?
綾瑠は手に持っていた容器をテーブルに置き、息を大きく吐いて安堵した
これ…俺の死と関係ありそうだな…。早く兄ちゃん達に言わないと……
綾瑠はそう考えてもう1度深呼吸をして呼吸を整えようとした。しかし、それは出来ずに終わった
綾瑠の息が一瞬にして止まり、ひゅっと音を立てる
背後から何かが自分の体を抱きしめ、得体の知れない黒い物が顔を這っていたからだ。そして、耳元に生暖かい息がかかった
綾「あ……あ、ぁ…」
?「アハハハッ…………見ぃつけた……」
綾「うわあああぁぁぁぁあああ!!!」
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
…………………る!
なんだ……
おい……!
誰だ……?誰を呼んでる……?
おい、しっかりしろ!
それに…なんだか体がガクガク揺れてる気が……
おいっ!
そんなに必死に誰を呼んでるんだよ…
あ……!起きろ……るっ!
る…?誰だよ…
風「おい起きろ!起きろよ綾瑠っ!」
綾「っ!」
雷「よかった…目が覚めましたね…」
雷翔は綾瑠のすぐ横にしゃがんで頭を撫でた。成希はその斜め後ろ辺りで腕を組んで立っていた
成「せやな。一応…一安心やな」
綾瑠は自分が風翔に抱き抱えられていることに気がついた
綾「俺は…」
風「倒れてたんだよ。叫び声がこっちにまで
聞こえてきてよ、見に来てみたらお前が気ぃ失ってた」
綾「そうだったんだ…」
綾瑠はそう相槌を打ってから息を吐いた。すると、頬に手が添えられた
風「心配したんだぞ…」
何泣きそうな顔してるんだよ、風にぃ…
雷「無事で何よりです」
雷にぃまで…
綾瑠はゆっくり起き上がりながら言った
綾「心配かけてごめんな…俺は大丈夫だ」
それを聞いた風翔はそんなわけあるかと抱きしめ、顔を肩に埋めた
蒼「…でー、何があったのさー。教えてよ綾瑠ー」
綾「それがさ……」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
187 / 279