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第三章:目覚めし悪魔のおそ松兄さん4
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sideチョロ松
翌日は、おそ松兄さんのいない食卓で飯を突いた。
母さんには「兄さんは友人の家に泊まりに行った」と言っておいた。
外はどんよりした曇り空で、今日の気持ちを写しているようだった。
誰も何も話さなかった。
晩ご飯の食器を洗い終え、タオルで手の水気をとる。
本当はおそ松兄さんの当番の日なんだけど、また悪魔になって、どこかに飛んでいってしまったから、仕方ない。
そう言えば、今回、おそ松兄さんには「おそ松」としての記憶が無いようだった。
――前回よりも元に戻すの、大変かもしれないな。
居間に戻ると、皆揃っていた。
「行く?」
スマホを弄っていたトド松が顔を上げた。
「うん…」
――何か気が重いけど、行かなくちゃ。
おそ松兄さんに会わなくちゃ。
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