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プロローグ
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僕がその性癖に目覚めたのは、中学の時だった。
人を、特に他人を見下すような高慢な人間を屈服させた時
えも言われぬ高揚感を覚えたのを今でも覚えている。
しかもそれは女より男の方がさらに俺の心を躍らせた。
けど、女が駄目なわけではない。所謂バイというやつなのだろう。
しかし、どちらの性癖も世間一般の普通には当てはまらない。
よって、俺はそのどちらも封印して成長してきた。
そこそこの容姿でそこそこの女性と交際し、そこそこの高校、大学、会社へと足を進め、そこそこの生活をしていた。
しかし、女性との付き合いはいつも長続きすることなく、社会人になってからは忙しさも相まって交際相手がいない日々が続いていた。
そんな見かけだけの忙しさの中でも心の中は物足りなさや退屈をいつも感じていた。
しかし転機が訪れ、僕は調教師としての生活も始めることになった。
趣味と実益を兼ね備えたそれをするにあたって、僕は次の十か条を記した。ここではその調教の一部を記していくことにしよう。
読む方はしかと肝に銘じておくことをお勧めする。
努々リスクをお忘れなきよう。何事にもリスクはつきものである。
読むも想像も自由だが、興味本位で他人の人生を壊すことなかれ。
その代償はあなたの人生すべてをかけても足りるものではない。
朝比奈 優希
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