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佐藤 竜太 13
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「朝比奈……俺が、その…ちゃんとおねだりすればその通りにしてくれるのか?」
「はい そうですよ。大抵のことなら、ですけどね」
相変わらずニコニコと笑う朝比奈に佐藤はゆっくり口を開いた。
結論を確定させるために
中途半端な快楽で終わらせないために
「俺を……いつもみたいに…気持ちよく…してくれ…」
「だからいつもじゃわからないって言ってるでしょう?
あなたはどうされるのが好きなのか、気持ちいいのか、僕に教えてください」
あぁ…やっぱり……
どこまでも食えない男だ
なにが自分からは触れないだ。なにがおねだりだ。
「ほんとお前…大っ嫌いだ…」
そして自分はその男に囚われた馬鹿野郎だ。
逃がすつもりのない開いた檻に勝手に不安なんて覚えて、自分から檻を閉めて囚われることを求めるなんて…
「僕は大好きですよ?あなたのそういうところ」
憎憎しげに睨む佐藤の頬を朝比奈は愛おしそうにそっと撫で耳元で囁いた。
「命令だ
俺に命令をしろ。俺の主だと言うなら主らしく俺の意思を無視して俺をおかしくなるくらいに犯せよ」
「もぅ…やだな……それじゃあまるで僕が嫌な人みたいじゃないですか」
クスクスと笑う朝比奈をまっすぐ見つめる佐藤は、お前のどこに嫌な奴じゃない部分があるんだと言いたげな目をしてさらに言葉は続けた。
「どうした
俺の…ペットのおねだりが聞けないのか?
そんな府抜けた“ご主人様”なら俺は脱走するぞ」
「試してみますか?」
恐ろしく妖艶に笑う朝比奈の圧倒的な空気に佐藤は腹の底からゾクゾクと震えた。
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