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24渇望
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「ああっ!いやあっ!」
「じっとしろ緑。すぐに良くなるから」
喉の奥
宝玉のある部分からじわりと熱が上がり
身動きが出来なくなる
「怖いことなんて何もない。可愛い弟にそんな事をするわけがない」
袖から出てきたのは
青い鱗に覆われた蛇のようなもの
「さあお行き」
「やだあっ触るなっ!…ひっ!」
緑の体を這い
愛撫を施す様に蠢く蛇
「あ…ああ…」
ぬるりとした感触に緑のペニスも反応する
「あんんっ!」
ちゅぷっ
「緑のここ。可愛く立っている」
緑のペニスを舐め
翠が笑いかける
「可愛い翠と同じ髪、同じ瞳」
肌を指でなぞる
「君も可愛い」
アヌスに触れると
緑は抵抗を見せ
「桜のは俺だけのモノだ!」
翠も桜の手を取る
「欲張りだね。弟にも分けてあげなよ」
ちゅるちゅると桜のペニスをしゃぶり
握りしめる
「桜だけだから。俺だけの恋人。弟にだって譲れない」
「ふふっ。聞いたかい?可愛い事を言うだろう?」
「僕も…僕は…蓮の…」
ずっ
ずるるっ
「やあああああっ!」
緑のアヌスに蛇が侵入していく
「いやあっ!中…入って!」
「僕はあげられないけどコレならいいだろ?」
「ぅんっ!うんっ!」
桜に押し倒された翠が満足そうに笑う
「それも気持ちいいぞ緑」
「やあっ!おぶっ!」
白い蛇が口内に侵入する
「蓮なんて子は忘れろ。君達は僕の竜だ」
薄暗い鳥籠のようなあの世界で欲した眩い若葉のような君
君を手に入れたい
君の全てが欲しい
「僕だけのものだ」
「あなや!桜様もイタズラがお好きだ」
こっそりと覗いていた夏呂久が離れて笑う
「楊様も白竜様にちょっかいを出しているようだし…」
「夏呂久様」
「久しぶりだねえ。義理とは言え兄弟なのだからそう畏まりなさんな」
「いえ。姉からもきつく言われておりますゆえ」
頭を深々と下げた異形の影
「義理がたいねえ。それより何をしに来た?桐」
夏呂久の瞳が鋭くなる
「姉より白竜様のお側に仕えよと。今は年の近い緑と懇意にしております」
「俺が兵舎に近寄らないからだな?」
「はい」
いつも緑に接しているときの様な気安さはなく
義理の兄弟ににこりとも笑わず
「王の具合は芳しくなく、白竜様を呼び続けています」
「分かっている!俺も動く。お前は引き続き義姉上の命令を遂行せよ」
「御意」
桐は下がる
「もう少し遊んでいたいが仕方ない」
夏呂久は肩を竦める
「さて、白竜様の元に戻ろう」
白竜の屋敷
「誰もいないな」
辺りを見渡し
白竜は胡弓を試し鳴らしする
「やはり良い音だ」
昔教わった楽曲を演奏する
「やはり腕が鈍っている…楽の師匠に通わないと」
「謙遜なさいますな。楽の師匠に付かずとも素晴らしい演奏です」
「ひいいーっ!かっ!かろくどのっ!」
「すみません。あまりの腕前に聞き惚れておりました」
「またそのような戯言を。芸技に長けた者からみれば俺の爪弾きなど、児戯です」
「あなたは胡弓の師匠でも目指しているのですか?」
テーブルに置かれた桃を取り
かぶり付く
「いえ。紅に聞かせるにはそれくらいはしないと」
胡弓を大切にしまう
「紅様を大切に思われているのですね」
「はい。竜族としてではなく一人の男としてあの方をお慕いしています」
「見事に毒されてまあ」
「はい?」
「こちらの話です。…と噂をすれば」
「やあ。胡弓の音色が聞こえていたね」
「練習をしていました」
「遠慮しないで練習をしたらいいのに」
「いえ。あなたとお話がしたいのです」
「そう」
満更でもなさそうな紅に
白竜は微笑んだ
「んっ!はあ…紅…」
水の気を纏わせる白竜の肌に口付け
痕を残す
「君には痕が残るのだね」
「はい。水の気を纏うと皮膚は柔らかくなります」
「戦で昂った時はさらに弱点をさらけ出す事になるな」
「はい。それだけ白竜は力を見せ付けることが出来ます」
身をぶるりと震わせる
口元には笑みが浮かぶ
「戦を想像して興奮したのかい?」
「はい。あなたと交わる時と同じ位興奮します」
「とんだ戦馬鹿だ!」
ぐちゅんっ
「あはあっ!」
アヌスに指を埋め込むと
白竜は声を上げ
腰を揺らす
「あっ!あっ!」
くちゅっ
ぐちゅっ
「んんんっ!」
紅にすがり付き
腰を揺らす
「愛しい私の竜」
「俺だけの巫子」
互いに唇を合わせる
「俺の中に一杯注いで下さい」
しっとりと濡れた体から漂う甘い蜜のような香りに導かれ
ずっ
「あうっ!ああっ!」
熱いペニスを挿入する
「はあ…甘い…君の体は甘い」
肩に歯を当てる
「あふっ!ああっ!あっ!」
「白竜…」
「あああっ!」
紅が名を呼ぶと
白竜の内壁が蠢き
紅のペニスを締め付ける
「は…凄い…君の中が締め付ける」
「あなたに名を呼ばれると…無意識に…」
頬を赤らめる白竜に
「白…」
いつもと違う呼び方をすると
「はあっ!ああああーっ!」
精液を放つ
「っ…うっ!」
つられて紅も精液を放つ
「はあ…こう…はくなんて呼ばれたら…」
また水の気を纏わせる
「ふふ…二人きりの時はそう呼ぼう」
「そんなことを言われたら…」
水の気を滴らせる白竜に
「はく…大好きだ」
紅は笑顔を見せた
「んっ!んんっ!」
夢中でペニスをくわえる黒の髪を撫でる
「ぷぁ…」
「あなたは僕にも逆鱗を見せてはくれませんね」
白銀の髪に覆われた逆鱗
「俺の逆鱗は白竜以外には見せないと自分に誓った」
普段から首に飾りを着け
戦の時も首に布を巻き
逆鱗を見せないようにした
「あなたが望むならば、見せましょう」
首の飾りを触る
「良いのですか?」
「ただし、俺だけを見て愛してくれるならば」
「…ええ」
楊は一瞬考え
返事を出した
「………」
黒は押し黙り
「わがままを言ってすみません。おやすみ」
頬に口付けし
自分の屋敷へ戻った
「この僕が愛してあげているのに生意気な!」
「今日は緑は来ないのかな?」
いつもなら訓練が終われば真っ先に来てくれるのに
「どうしたんだろ…」
机に置かれた桃をかじった
「君に会えないと死にそうだよ…」
君がいるから僕は生きている
あの男を殺すためにも
続く
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