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r-18 木兎×赤葦 触れていいですか? vol.1
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リクエスト有難う御座いました!これからも宜しくお願い致します!!
バァン!
体育館に大きな音が響き渡る。
ボールは綺麗な線を描いてやがて床に着地した。
本当にすごい威力だ。
赤葦は荒く息をする木兎を見ながら思った。
格好良くて、頼もしい、でもちょっとヘコみやすい俺の先輩。
「あかーし!どうよ、今のアタック!すんげぇ威力だろ!?」
俺のそばに来て声を荒げる木兎さん。
そんな木兎さんを見ながら少しだけ思う。
放課後。体育館に二人きり。もう少し何かしてきても良いんじゃないか。
別に大したことを望んでる訳じゃない。
いつもより少し多く話して、笑って、近づいて、それから……
「あかーし!」
「!?な、なんですか?」
「いや、あかーしずっと考え事しててトスあげてくんないからさ」
……え?そんなに考え込んでたのか?
「す、すみませんでした。次、もう一本お願いします。」
汗を拭うフリをして顔を背ける。だって、今俺の顔は多分
「あかーし?大丈夫か?もうこんぐらいにしとく?」
あぁ、そんなに近づかないで欲しい。今俺は、
「あかーし、顔真っ赤。」
ニヤリと、いやらしく笑った木兎さんに抱きしめられる。
速くなった鼓動も、体温も全部伝わってしまう。
「なに、俺としたいの?」
「ちっ違…」
違わない。木兎さんに触れたくて。たまらない。体が熱い。
「あかーしはさ、俺に」
どうされたい?
首元に顔を埋めてそんな低い声で囁かれてしまってはもう、逃げることもできず、
少しの期待と共に俺は
「木兎さんに、触れたい、触れて欲しい、です」
なんて言ってしまった。
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