アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ファーストキス。
-
うぎゃ───────────っっ!!
キス・・・・・・!
キス・・・・・・・っ !!
俺のファーストキスぅーーーっ!
俺のファーストキス!
記念すべき初めてのキスが!
おおおお男となんてっ!
『 ・・・ん・・・・やっ・・・・』
『ほら、逃げないの。』
なんとか、顔を反らして逃げようとした。
けれど、がっつり アゴを掴まれ、上向きに固定されてしまう。
そうして 再び、唇を寄せてくる玲音を 止めようと手を伸ばしたら、いつの間にか 頭側にきていた咲哉が俺の手首を掴んで 動かないよう押さえつけた。
コ、コイツら・・・・っ!
やっぱり、慣れてる!
慣れてるじゃんか!
やっぱり、俺じゃなくったって・・・
誰でもいいんじゃないのか !?
俺の事が好きなんて・・・・・絶対ウソだっ!
信じないぞ!俺は!
心の中で文句を言いまくっていると、わざとらしくチュッと音をたてて、唇が離れた。
『ふふ。ごちそうさま~ ♪ 美味しかった。』
『う、うるさい ////!離せっ!』
もう これで気は すんだか !?
これで今日は帰してもらえるだろうか。
てか、帰りたいっ!
満足そうに笑う玲音に微かな期待をする・・・
が、その考えは甘かったって事を
思い知る事になる。
『玲音。次、俺!俺!』
テンション高めの咲哉の一言で。
『ん。いいよ♪』
『ちょっ・・・!よくないっ!』
『なんだよ。俺には させないってか?』
『は?そ、そういう事じゃ・・・・・』
『じゃあ、頂きます。』
『──── っっ!』
上下逆さまの咲哉の顔が近づいてくる。
両手は咲哉に押さえられたまま、
玲音には アゴを掴まれてるから顔を 背けることも出来ず・・・俺は、キスを受け入れるしかなかった。
『ん・・・・っ、ん、んん・・・・っ?』
ちょ、ちょちょちょっと待てぃっ!!
触れるだけ、と思ってた咲哉の舌が・・・!
唇をなぞってから、あろうことか 中に・・・
中に入ってきたんだけど !?
『んんーっ!んっんっ・・・』
これって・・・これって・・・・/////!!
ベロチュー!?
イ、イヤだ!!
イヤだ・・・!!
イヤ・・・・・・。
つか、苦しい・・・・!
息をするのも忘れて、固まる俺に、一旦
咲哉が唇を離した。
そして、俺を見つめ、切なそうに笑って・・・
『好きだよ・・・』と囁いた。
『・・・・・・・っ/////!!』
え。
なにこれ。
なぜか胸がキュンッて なった。
なんで・・・・・・?
その意味を 考える間もなく
すぐに、また塞がれる唇。
当たり前のように また舌が入ってくる。
さっきよりは遠慮なく、縦横無尽に暴れる舌。
くすぐったいような気持ちいいような・・・どうしようもない奇妙な感覚に陥っていく俺。
だんだん 体の力も抜け、いつの間にか されるがままになっていく。
不思議なのは、このキスを「イヤだ」とは思わなくなって、受け入れている自分で。
そして、
そんな自分も、嫌じゃない。
なんで・・・・・・?
どうしちゃったんだろう・・・俺。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 708