アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
5
-
スマホを切ると人ごみをよけつつ走り出す。
車に乗り仁のアパートへと向かう。
到着すると部屋番号を確認してチャイムを
押す。そっと開けられるドア。見つめる2人。
チェーンが掛けられている。
律郎「開けてくれ」
素直にチェーンを外す仁。
素早く室内に入ると仁を抱きしめる律郎。
仁「…っ、く…」
泣きそうな仁。
仁「小林さんって人から名刺もらった時、前勤めてたとこで…律郎いるんじゃないか、って…。もしかして転勤してきてるかも、なんて…。ホントに律郎が来たから、おれ…」
仁の頭を背中をやさしくなでる律郎。
仁「…あの時、すぐにでも抱きつきたかったんだ。でも、律郎はもう他の人のものだから…」
律郎「だから、離婚したんだ」
仁「左手、すぐ見たよ。ユビワはめてなくて…ごめん、おれ一瞬喜んだ。ヨメさんが妊娠した、ってところまでは聞こえてきてたんだ。離婚ってつらいめにあうだろ、皆がつらいめにあってるのにおれ喜んで、自己嫌悪で。律郎だってつらいめにあってるはずなのに…」
キスをする律郎。
律郎「もういい、いいんだ。俺は、ずっと心の中でお前とやり直したいと思ってたんだ」
仁「律郎……」
律郎「転勤して、こんな所にお前がいるはずないと思ってた。けど、ファストフード店の前を通ればお前と行った事を思い出して、いるかも…なんて店内覗いて。レンタル店にいけばお前が気に入ってたタイトル探して。そこのカドからひょっこり借りに来るんじゃないかと思ったり」
下から、仁のTシャツの中に手を入れて
体中をまさぐりながら脱がせていく律郎。
仁「律、お…」
律郎「お前と暮らしたのは1年だったけど、嫁との生活より濃密だった。別れたくないのにお前を手離した」
仁「仕方…ん…ないよ…オヤジさんの、命…んんっ…かかって…た…ん、ああっ、…だから…」
律郎「オヤジ、今も生きてる」
仁「え? …あぁ、ん…」
律郎「その話は後だ…」
仁「りつ…」
律郎、靴を脱ぐのもそこそこに押し倒し
玄関H。激しくH。
仁「あ…あっ、り…りつ…あぁっ、そこ、だめ…」
律郎「あいかわらず、ここ弱いんだな…」
仁「律、お…もっと…」
律郎、仁の感じて固くなった乳首をさらに
真赤に肥大させようと歯で甘噛みをしながら
舌で舐りたおす。
律郎「また…一緒に暮らそう。こうして会えたのは…神のお導きだ」
仁「んっ…らしく…ねーよ…神の、んんっ、…おみちびき…なん、あっ…て…ぁ…ああっ、も、おれ…だ…だ、めぇ…っ」
仁の直腸の奥を標準よりも少し長めの
律郎のモノでガツガツと突き上げる。
律郎「お前の、その顔…もっと、見て…いたい…」
仁「律郎…っ」
仁、律郎に感じる最奥を突かれ絶頂。
律郎「じ、ん…仁…っ」
律郎も、仁がイッた後の激しい中の痙攣で
我慢できず、つられるように絶頂。
シュッ、っと突如箱ティッシュが
床を滑ってくる。
律郎(モノ) ---え…?---
仁「りつおぉ…っ」
律郎「あ、うっ…仁…っ」
息が荒い2人。
何の躊躇もなく箱ティッシュに手を伸ばす仁。
手首には貝ガラと硝子玉のブレスレットを
つけている。
律郎「そのブレスレット…」
仁「ああ、これ、あの時拾った貝ガラ。アパート出てく時一緒に持ってきたんだ。…覚えてるか?」
律郎「もちろんだ。駅の作品、俺とお前の靴だろ。あの時の海岸で、タコのマクラと宇宙人も全部わかった」
仁「そっか…」
ころんと床に転がり、リラックスモードの仁。
律郎にも横になるよう促す。
律郎に腕枕をしてもらいご満悦。
仁「律郎のオヤジさん、生きてたんだな、…よかったぁ…」
律郎「ああ、…だから、もう一度、一緒に暮らさないか?」
仁「けど…」
律郎「これからは自分に悔いのない生き方をしたいんだ。…俺も正直いつどうなるかわからない。親を見てそう思った」
仁「律郎、病気なのか!?」
律郎「違うって、…人の世の脆さ、っていうか〝一寸先は闇〟的な経験したからな…実を言うと、3年前離婚した後、お前を探したんだ」
仁「えっ、マジ!?」
律郎「未練がましくてみっともないと思ったんだが、お前と同期の仲良かったやつにそれとなく聞いてまわったんだ。今はもう連絡とってないと言われ、人事もやめた人間の情報保管期限が終了したとかで破棄させられていて、実家もわからずじまい、諦めていたんだ」
仁「探してくれてたんだ…」
ポワーン、と嬉しさにうっとり。
律郎「こうして会えるなんて…本当、人生ってわからないな」
仁の髪をやさしくなでる律郎。
夢心地の仁。
多喜良「もう終わったー?」
突然部屋の奥から声がする。
律郎(モノ) --- え?… ---
仁「あ、うん、終ったー」
夢心地から一転しゃきっといつもの仁になると
服を着始める。
ひょこっ、と顔を出す佐々多喜良。
律郎(モノ)--- 誰ーーー!? ---
------------------------------------------
2016.4.30:R指定部分修正
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 17