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「桃井さんと黒子君は後ろから入ってね。2つ空いてる席あるからそこに座って」
「わかりました」
「はーい、みんな座ってねー。今日は転校生を紹介したいと思います。じゃあ、入って!」
「えーっと…黒瀬佑樹です。最近まで外国にいましたー。宜しくお願いします」
挨拶を済ませてテツヤさん達の近くの席へ座る。
日本の学校って狭いなぁ…
休み時間、俺はクラスメイトに質問攻めにあっていた。
「ねぇねぇ、黒瀬くんてあの『黒瀬』!?」
「日本語ペラペラだね。他に何語喋れるの?」
「なんでこの時期に日本に来たの?」
「赤司君と知り合いってほんと!?」
「兄弟とかいるの?」
などなど…
何をそんなに知りたいんだ…
「あの…悪いけど…そこ、どいてくれない?」
なんとか廊下に出てくる。
でもほかの学年やクラスの奴も俺の事が気になるようで…
「おい、あれって…」
「あぁ…絶対そうだよ」
「声かけてきなよ〜」
「えぇ〜恥ずかしいよ!」
ヒソヒソ話してんのかもしれないけど…
全部聞こえてんだよ!
「佑樹…?」
聞きなれた声が俺の名前を呼んだ
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