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黒子side
黒「あ、タオル忘れました…桃井さん、少し待っていてもらえますか?」
桃「うん!」
部室に忘れ物を取りに戻ると花宮先輩達がなにかはなしていたので邪魔しないよう入ろうとしたんですが…
花「なんで黒子達の味方についた?こう言ったらあれだが…お前はその現場にいなかったんだろ?なら…普通信じないんじゃないのか?」
そう聞こえて、ドアにかけた手を引っ込めてしまった。
そのまま聞いていると佑樹君が
佑「俺はテツヤさんたちを信じてるからです。そんなことする様は人じゃないってわかってますし…たしかに俺の勝手な想像かも知れません。でも、それでもテツヤさんとさつきちゃんは仲間思いで相手を思って行動してる。だからこそ、やってないって言えるんです」
そう続けた。
すごく嬉しかった。
そのまま部室には戻らずに桃井さんの元へと急いだ。
桃「あれ、テツ君。早かったね」
黒「はい。先輩方が何やら話し込んでいるようでしたので….邪魔しちゃ悪いかと思いまして」
その後は下らない世間話をしながら家に帰った。
自分の部屋に入ると、ふと机の上に飾られた写真立てが目に入った。
黒「懐かしいですね…これ…確か…中学で初めての大会で優勝した時の…」
写真の中ではみんな笑顔で写っている。
僕も、桃井さんも…みんな幸せそうな顔で写っている…
またいつか、こうして笑い合える日が来るのだろうか…
でもそんな考えも一瞬でなくなった。
黒「そんな日が来るとしても…僕は君達を許せない。僕を…信じてくれなかった君達をもう1度信じることなんて…出来るわけないですから」
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