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番外編 "気に入られてはいけない"
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沢山あるマンション、アパートの中で一際若者に人気のマンションがあった。
『流雲』
外観は薄い水色の壁の綺麗な建物。
その管理人のおじさんも気さくでいい人だ。
何故若者に人気なのかといえば、このマンションは新しく社会に飛び込む人のために家電や、家具が揃っていて家賃も安い。
その割には部屋もとても綺麗なのだ。
今日もまた1人しか、若い青年が契約にやってきた
「すみません!来月から契約の山岸ですが…」
彼は22歳。大学を卒業し、この春から新入社員として働く予定だ。
「おぉ、君が山岸くんか…元気があっていいね、頑張りなさい」
おじさんも笑顔で青年を応援した。
翌月
「では、本日よりお世話になります!」
「はいよ。部屋はもう君のものだ。自由に使っていいからね」
人当たりのいい笑顔で彼を部屋へ案内する。
「ありがとうございます!」
彼もまた、笑顔でそう答えた。
一見、なんのふしぎもないように見えるが…このマンションでは住人達の中である言葉があった。
"気に入られてはいけない"
それはすぐ、青年の耳にも届いた。
「一体なんのことだ…誰に気に入られてはいけないんだよ」
それから数日。青年の部屋の隣の女性が行方不明になった
「誘拐か….この当たりそんなに治安悪かったっけ」
自分とは関係の無いのとだとあまり関心を示さなかったが、その事が彼を地獄へと引き落とすことになった。
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