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「あぁっ!くそっ…もう一回っ!!あっ!」
「佑樹様…もう少しお声を小さくされた方がよろしいかと…」
「んー?…はぁっ!?ふざけんなよ!今取れたよな!?」
俺はいま時間潰しのためにゲームセンターにいる。
でかい声で叫んでいるには理由があってクレーンゲームをやっているんだけどもなかなか取れない。
取れたのに落ちたりしてなかなか商品が取れないのだ。
腹がたってきた。
「ちっ…こうなったら必殺技だ…中井!!」
「はっ!」
そして俺たちは立ち位置を変えた。
つまり中井がクレーンゲームの前にたってゲームをやる。という事だ。
中井は結構ゲームがうまい。
「取れました。魚をくわえた猫。」
「おぉー!…つーかこーゆーのってとってもその達成感だけで別にどーしようもないよな。」
「ですね」
「ん…どうしたの?君1人?お父さんかお母さんは?」
「いなくなっちゃったの…うぇぇぇえぇぇえぇん!!」
突然泣き出したその子に驚いた俺はとっさにとったぬいぐるみを差し出して
「だ、大丈夫だ!安心しろ!ほら、これやるから!」
いきなり小さい子に泣き出されたら誰だって動揺するだろ!?
え、そんなに…?
まぁいい。
とりあえずこの子の親探してあげないと…
10分後
「ありがとうございます。御迷惑をおかけしまして…」
「いえいえ、いいんですよ。良かったねお父さんが迎に来てくれて」
「うん!お兄ちゃん!ありがとう!」
その子と親は帰っていきましたとさ。
めでたしめでたし。
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