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『僕に優しくしないで』
優しくしないで、、、か
「怖い??」
聞きたくなった
「優しくされるのが怖い??」
バッ
と顔上げ
意表を突かれたような表情で見上げてきた
「翼くんの中で俺は怖い存在??」
「それはちがっ、、、!」
ホッとした
すぐに否定してくれたから
とりあえず嫌われてはなさそう、かな
「なら、俺と一緒に朝ご飯食べてくれる?」
きっといろいろ頭ん中で考え過ぎちゃう子なんだろうな
今だって僕でいいの?って顔してるし
念には念を
「俺一人で食事するの好きじゃなくて笑
翼くんと朝ご飯食べたいなって
だからおいで?」
はっきりと
でも答えやすいような言葉を
探偵事務所をやってると人間観察が得意になる
誘導して欲しい答えを貰うように尋ねるのが癖になってしまった
「僕、、、食べること得意じゃないです。
それでも僕とでいいんですか、、、」
「もちろん。
翼くんありがとうね。」
朝の6時頃
朝日に照らされたリビング
2人の影
誰かと食べる朝ご飯
暖かい朝
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