アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
小夜様からのリクエスト
-
時間は残酷に過ぎていく
明日なんて言う言葉なんて今の自分にとてあまりにも残酷な言葉
朝の陽射しが部屋を照らす。おそ松は額に汗を浮かべては目をゆっくりと開け自分の手を見つめ儚く笑う
おそ松「今日は無事に迎えることは出来たな...」
身体を起こし兄弟よりも早く目が覚めた為、布団から静かに出て服に着替えれば居間へ行く。居間の大きな窓から覗く青空を眺めて窓から入り込む風をあびる。
優しい風がおそ松の髪をなびかせて頬を撫でる
一人で空を黄昏てると居間にカラ松が入ってきて
おそ松が一番早く起きてることに内心驚く
カラ松「おそ松?」
おそ松「おう、カラ松。おはようー」
カラ松「あぁ...おはよう。今日は早いんだな?」
おそ松「あはは、目が覚めちまったからな」
カラ松「そっか」
カラ松はフッと優しく笑って納得したかのように頷けばチョロ松、十四松、トド松も起きてきて3人もカラ松と同じ様に驚いたから、おそ松は少し拗ねた様に「俺が早起きして悪いのかよ」と返した
5人のやり取りを、いつもの場所で隅っこで眺めてる四男の一松だけは気が付いてた
いつも様に振り舞うおそ松が病を抱えていることに。
だって2人は恋人同士で付き合ってるし身体を重ねたから、おそ松は上手く隠してるつもりだけどバレバレなんだよ...
一松「ねぇ、おそ松兄さん」
おそ松「ん?どうした?一松」
一松「今日付き合ってよ」
おそ松「あぁ、いいよ!」
一松から誘ってくるのは珍しい為、嬉しく感じて明るく嬉しそうに微笑んで頷けば一松は口許を小さく緩めて『ありがとう』と呟いた。朝食が終わり午前10時におそ松は一松と一緒に町へ出掛ける
一松がカフェ店でケーキを奢ってくれるらしくて俺は嬉しくて足を弾ませながら一松と歩いてると『俺よりケーキの方が嬉しいんだ? 』と言った。
おそ松「なっ、んな訳ねぇだろ!?一松と一緒にいることが一番幸せだよ」
俺は慌てて口調になりアタフタして全力で否定すれば一松は肩を控えめに揺らして笑う
一松「冗談だよ、ばぁかー」
一松は軽くおそ松の額にデコピンをかましてやり
意地悪ぽく微笑んでそう返せばおそ松は口端を引き吊りムッとする
おそ松「んだよー...意地悪するなよっ」
一松「クスッ、拗ねたおそ松兄さんも可愛いよ」
おそ松「っ...」
一松の言葉に何も返せずに頬を赤く染めて俯き『お前にはやっぱ、かなわないなぁ...』と呟けば一松は頭を優しく撫でた
一松「ほら、ケーキ食べにいこう?」
俺にしか見せない優しい笑顔を溢す一松におそ松は胸が高鳴りながら頷いて一松の手に引かれてカフェ店に向かった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
43 / 48