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「父上!対魔法用の防護シールドを消してください!
広間にいる男性は女性を外に護衛しつつ、飛行船まで走ってください。そのままに自国に飛んでください。ここに残るのは危険です」
ロシアンユの大きい声が響いた、しかし、それに応じるものはいなく誰もが剣を片手にロシアンユと戦おうとしていた。
〔防護シールドヲ閉鎖イタシマス〕
機械的な声が流れ、魔力が体の中を駆け巡っているのがわかる。
「転移して飛行船に行かせてくれる雰囲気ではないな……」
「はぁ、戦うのかぁ」
「これはこれは貴族様方は戦う気満々のようだな」
「我々、アーシリア天空国も皆さんと協力しましょう」
カカリアの言葉に貴族達は何故かお前らだけで行けと言ってきた。
あれ?先程まで発起していたあの気合いはどこに消えていったのですか?と聞きたい。
「ウルとサンは先に行っておいてくれ、セツナはヴァルキリアに連絡してわたしが乗るむねを伝えてくれ」
俺はカリさんの言葉に頷き、右耳にはめていた通信機の電源を入れた。
セツナ「“ヴァルキリア、こちらセツナ・ワーリアントだ。来い、敵、グレイリア皇帝国”」
通信「“yes、艦長。あと、20秒で着きます”」
セツナ「“戦いの前に、カリさんを乗せ、カリさんに指示を仰げ、俺は下で戦っている”」
通信「“了解です”」
セツナ「カリさん。転移でお願いします」
カリさんは頷くと転移と呟き、淡い光包まれて消えていった。
セツナ「“戦艦ヴァルキリア、戦闘モードに移行せよ。”」
オペ「“艦長より、戦艦ヴァルキリアの戦闘モードへの移行の命を受けました。戦艦ヴァルキリア、モード戦闘”」
セツナ「〈転っ!ロシアンユ殿、離していただけますか?」
戦艦ヴァルキリアへの、指示を終えて、ウーぴょんとサンちゃんのところへ、向かおうとしたら、右腕を掴まれた。
ロシア「やはり、戦艦ヴァルキリアの持ち主は貴方だったんですね?」
チッ、流石にしつこいな……
セツナ「戦艦ヴァルキリアの所有権は、国にあります。私はただ、戦艦ヴァルキリアの艦長として、乗務員に指示したまでです」
嘘だけど笑笑
戦艦ヴァルキリアの所有は、俺だ。戦艦ヴァルキリアの設計から構造、設備、乗務員の細部にまで、俺がすべて計画運営した。全てを俺の自費で賄っている。
セツナ「では、失礼いたします。
カカリア殿の指示通り、魔法を…特に、転移と回復・治療魔法の使える人は、お願い致します。〈転移〉」
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