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sideセツナ
うしろで演唱していたカリさんの声がなくなるとともに、カリさんが倒れる音がした。
それを、ウーぴょんがお姫様だっこした。
ん?お姫様だっこ?えっ?えっ!?衝撃の事実じゃん!って、思っている暇は無いみたいだ。
ほとんどは、カリさんの大魔法で消えたが、まだ、相当の人数が残っている。
つか、しかもあれって!
セツナ「おいおいおい!
人間相手に、戦車用意してないか、あれ!?」
こちらに、横一列で向かってるくる真新しい戦車が見える。しかも、真ん中にとても目立つ白い戦車が走っているのだが、その上にロシアンユが偉そうに立っていた。
そして、ロシアンユが腕を上にあげ、降り下ろそうとしたとき、バンッ!と大きな音が鳴った。
ヴァルキリアだ!
ヴァルキリアの主砲は、煙を吹いていた。俺は、迷わずに後ろにいるウーぴょんと横にいるサンちゃんに言った。
セツナ「ヴァルキリアに転移だ!早く行け!」
「「〈転移〉」」
もはや二人には、返事している余裕もなかったのか、俺が叫んだとたんに、淡い光とともに消えていった。
ロシア「チッ、無敵戦艦の名は、伊達じゃありませんでしたね?セツナ・ワーリアント!」
セツナ「まぁ、俺が設計から何からを手配したので……そんな鉄砲玉を撃つような車には負けませんよ。ロシアンユ殿」
つか、わざわざ、こっちまで歩いてきたの?エラッ笑笑
ロシアンユは、俺に剣を向けながら、勝ち誇った顔で言った。
ロシア「顔は良いのに、イチイチ、イラッとさせるのが上手いみたいですね。アーシリア天空国の人達は……まるで、自分達の地位が分かってない、犬みたいだ」
セツナ「犬ですか?
では、そんなにお近づきになって、宜しいんですか。犬は、噛みつきますよ?ワンワン、なんちゃって」
ロシア「っ////」
( ˙-˙ )
か、顔を赤くしただと!?
こ、これも作戦のうちなのだ!わっはっはー!敵をメロメロにして……すみません。
セツナ「〈モード、騎士天使〉」
俺の体は、淡い光に包まれ、次の瞬間には服装が変わっていた。
ロシア「っ、黒の天使?」
本物の羽根じゃないけどな。
俺のうしろに付いているのは、鉄で出来た銀色の翼だ。
服は、白のスーツから、黒を基調としたスーツに変化した…とは、言っても所々には、キチンと防護用の鎧が付いている。
セツナ「ニコッ、何故、二人を下がらせたかわかったか?
巻き込んじゃうといけないからだよ。
ロシアンユ殿、俺は怒ってんだぞ?」
ロシア「父上に言っていただきたいですね?私は、何もしておりませんよ?
ただ、敵を殲滅しろとの命に従ったまで……あぁ、あと…貴方たちが先に倒したグレイリア皇帝国側の兵士…あの殆どは、グレイリア皇帝国の兵士の服を着たうちの兵だったんですよ。知ってました?」
なっ!
セツナ「本当にくそですね。
私は今から、貴方の兵を殺します。でも、貴方は生かしておいてあげます。
ふん、ギリギリまで生きろクソムシがっ!」
言葉を終えた同時かな剣を構えて、勢いよく飛び、戦車を爆発していった。ロシアンユは、味方が殺されていると言うのに、焦りもせずにただ、笑顔で見ていた。
最後の一機、白の戦車を剣で刺そうとしたとき、ロシアンユの声がその場に響いた。
ロシア「それは、私の最高傑作なんです。それだけは、壊さないでください。貴方のヴァルキリアをこの私のセラフィムで、壊したとき、壊していいですよ」
セツナ「ふっ、ふはははは!
面白い。では、次に会うときまでにこの型の戦車を増やしておいてくださいね。ロシアンユ殿…〈転移〉」
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