アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
31
-
俺が転移してきた場所は、俺の屋敷の中の、俺専用の書斎ルーム。泣いてる王様を、国民の前に出すほど、俺は、馬鹿じゃない。
泣いてるグレリア殿を、ソファーに座らせると、窓の外を見た。
俺の広々としている庭には、人が溢れていた。俺の家の使用人たちは、右往左往しながら、対応に追われていた。その使用人たちに、指示をしている黒い燕尾服を着た男がいた。
声を張り上げながら、指示を出しているらしく、大きな口を空けながらなにか言っている。
ジロッ……ビクッ!
シャッ!
えっ、今こっち見た?見てたよね?しかも、睨んでたよね?
思わず、カーテン閉めちゃったよ。
セツナ「はぁ…グレリア殿、泣き止んだか?」
グレリア「っ、すまない。恥ずかしいところを見られてしまったな……大丈夫だ。泣き止んだ」
セツナ「では、国民のところへ行ってこい。君が行くだけ国民は、安心するだろう」
パンパン!
ガチャ……
「お呼びでしょうか?ご主人様」
セツナ「この人を執事長のいるところに、案内してやってくれ」
「承知いたしました。こちらへどうぞ…グレリア陛下」
ガチャン……
メイドは、グレリア殿と一緒に外へ出ていった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
31 / 46