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sideセツナ
あのあと、呼び掛けても起きないジークフリンと、重い空気のまま、“明日、私とウーぴょんとサンちゃんでまた来る”という言葉を残して、カリさんとウーぴょんは、転移で消えた。
残されたグレリア殿は、少し混乱している国民たちをなだめている。
多分、先程の話の内容ではない。
俺とジークフリンの戦いだ。幸い、グレイリア皇帝国側の国民にはそれといった被害はないが、恐怖は植え付けられただろう。
はぁ、やってしまった。
俺は、頑張って説明しているグレリア殿の肩を叩くと、大声で言った。
セツナ「実は、今日言うつもりは、なかったんですが、皆様にプレゼントがございます。〈大魔法、転移〉」
俺の家の庭は、淡い光に包まれ、そこにいた人々は、きれいに消えた。
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