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セツナ「うぅーん……まぁ、君の本当の名前を言ってしまうと、クワイ・デントアール。デントアール家の息子だ。そして、君には兄貴がいる。サンシャ・デントアールだ。わかるか?」
横に首を振った。知らないか……
セツナ「君は、元々、バイオニア帝国の生まれではなく、アーシリア天空国の生まれなんだ。
俺と君は面識があるはずなんだ……」
クワイ「気づいたときには、バイオニア帝国の軍事施設におりました。
先生からは、父と母が戦で死んだと知らされていた。僕の父と母は、生きているんですか?」
セツナ「隠居をしているが、お二人ともご健全だ」
クワイは、良かったと、顔を綻ばせた。
サンシャが君に会ったらどれ程、喜ぶか……
セツナ「君の兄貴のサンシャと俺も含めたあと三人は、ナンバーズと呼ばれている貴族の当主なんだが、君とも面識がある。
それとまずは、俺の名前からだな。セツナ・ワーリントだ。ワーリント家の当主だ。よろしく」
俺が右手を出すと、クワイは左手を出して、握ってきた。
クワイ「よろしく、お願いします」
セツナ「あとは……あぁ、この間の戦場で、君の仲間を倒していた男が二人いるだろ?
眠たそうな目をしていたのが、ウーシテル・ファイナル。
タレ目が君の兄貴のサンシャ・デントアールだ。今から会いに行くから、覚えておけよ」
クワイ「わかりました……お兄さんですか…」
兄貴がいると知ってから、何処か嬉しそうだ。
そう言えば、軍事施設にいたって言ってたな。どういうことだ?バイオニア帝国は、そんなに小さい子を軍の訓練をさせているのか?
セツナ「ついた。ここだ……」
蒼海「セツナ様、そちらの方は?」
セツナ「いろいろ複雑だ。君もなかに入ってくれ……大切な話がある」
蒼海「かしこまりました」
トントントン、ガチャ……
蒼海「セツナ様が、ご到着なさいました」
ガチャン
セツナ「皆、お待たせしたな」
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