アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
Eクラス
-
「この学園では、全てが点数で決まるんだよ!だから、点数が悪い俺たちEクラスが他の奴等にどんな扱いを受けてきたかお前はわかんねぇだろ!?」
思い当たる節があるのかにがいかおをして下を向くEクラスの面々。
「はっはっはっ、お主いきが良いの〜。名前は何と言うのじゃ?」
「はぁ?…高橋 真人(タカハシ マサト)だけど…?」
「そーか、真人か。確かに真人の言った通りわしは、今日転校して来たばかりの新参者じゃ。だから、お主達が受けてきた苦行は1ミリたりとも分からん。だがのぉ、わしは点数が全てでは無いと思うぞ?この世の中は、弱肉強食の世界じゃ。弱い者が自ずと強いものに従う世界。でも、点数が低いからEクラスだから弱いとは限らんじゃろ?」
「何が言いたいんだよ…」
「つまりは、人の強さは簡単に数値に表せる物じゃ無いって事じゃ」
クラスの者達が、真人と雛の行方をはらはらしながら見守る。
「わしが、お主らの学園生活を保障しよう。お主らが他のクラスからバカにされぬよう尽力する」
「はぁっ!?お前、入学試験0点のくせに何言ってんだよ!そんな奴が俺達の生活を保障するとか…頭いかれてんのか?」
「むぅ…真人は素直じゃの〜、本当の事じゃがちぃと傷ついたぞ。まー、任せておれこれでもセレブ御用達のSPをしとるんじゃぞ?」
ちょうど予鈴が鳴りこれ以上聞いていられないと思ったのか次の授業の準備をし始めるEクラスの面々。
真人もできるものならやってみろ0点!と言い残し自分の席へと着いた。
(んーむ、気難しい奴等じゃの〜。これは、一苦労しそうじゃ…)
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 269