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精子測定の合間
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ピッ、ピッ、ピッ……
僕は重い瞼をゆっくりと開ける。
そこは相変わらず実験室の中だけど、
僕はベッドに寝かされていた。
手足はベッドに拘束されているけれど、
寝ている状態だから
たいして辛くもなかった。
「せ、せんせ……?」
身体はとてもダルく、
瞼も重い。
目を閉じれは直ぐにでも眠りについてしまうくらいの感覚だったけど、
僕は先生を呼ばずにはいられなかった。
「あぁっ!アセナ!」
先生は僕の声に反応すると、
僕のベッドに駆け寄り、
僕を抱きしめた。
「よく頑張ったね、アセナ」
あぁそうか。1回目の測定が終わったんだね。
あのまま死んじゃったら……
もう測定も実験も終わりなのに……
どうして僕は
生きているんだろう
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