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ご褒美をあげる
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微かに香る珈琲の匂い。
時折聴こえてくる新聞をめくる音。
僕はぼんやりとした意識の中、
目を開けた。
見なれた天井と
窓から射し込む柔らかな光。
寝かされたベッドが実験台や内診台みたいに
かたいベッドじゃなくて、
柔らかいマットと
おひさまの匂いのするタオルケットが
僕には掛けられていて、
僕はここが
僕のいた部屋だと理解する。
手足は特に拘束されてなくて、
なんだか酷く身体には疲労感が与えられていた。
(えっと……、確か診察のあとテストするって……)
だんだんと記憶がよみがえる。
でもそれは、頭だけが記憶していたんじゃない。
僕の身体も記憶している。
じわじわと与え続けられた微弱電流を思い出した
僕のアナルがピクピクと口を開きだして、
僕は思わず声が漏れた。
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