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恋ってキラキラしてる!
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アイスを食べたり公園で涼んだりしたハルトは、集合時間から比べると眉間のしわが減りどこか肩の力が抜けたような顔をしていた。
サガラとユツキのいつも通りのいちゃつきぶりや、リョウの不憫さ、シュウの明るさに今まで抱えていた悩みが少しでも軽くなっていれば幸いだ。
噴水に落ち込んでびしょぬれになったシュウを、あきれ顔で引き上げるときのハルトといったらなんと言っていいかわからないぐらい、きらきらしてた。
こめかみから一筋の汗が輝いているせいか、いつもより艶っぽい。
色っぽい幼馴染の汗まみれの姿なんて何度も見てきたはずなのに、どうしてこんなに輝いて見えるのか。
自覚してしまったからだろうか?
友情から恋情に移り変わってしまったこの思いが五感にまで影響し、彼のカッコよさを倍増してしまっているとしか思えない。
今までドラマや漫画でしか見て想像することしかできなかった世界が、今俺の目の前に広がっている!
恋ってなんて楽しいんだろう!
帰り道をすすむなか、シュウの笑顔はますます明るくなるばかりだった。
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