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突然の 2
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「優紀、今日もお前ん家、行くな!!」
「うん。毎日ありがとう。」
あっくんは、毎日放課後に僕の家に来て、弟妹の子守を手伝ってくれる。
あっくんは僕のことが好きらしい。特別だって思ってる。言葉にはしないけど、わかる。でも、僕はあっくんの気持ちには応えられない。僕もあっくんと同じ好きだけど、あの人が居る限り、僕に自由はないから。
あっくんも、こんなに汚れた僕のことなんて……知ったらきっと嫌うから。
「ただいま……」
「「「おかえり!!」」」
真輝君と賢斗君と菜木早ちゃんは、いつも返事を返してくれる。
友希君はたまにしか返してくれないんだよね。
あっくんは先に来てくれてたみたいで、菜木早ちゃんの宿題を見ていた。
よし、僕もご飯作らなきゃ!
「兄さん、手伝おうか?」
「ううん、もうすぐで出来るから大丈夫だよ」
「そっか、わかった。」
「ありがとね、真輝君」
真輝君は、よくこうして僕に○○する?って聞いてくる。お利口さんだなって、いつも思うんだ。
出来た。今日はロールキャベツと、コンソメスープ。それに、野菜のリゾット。野菜づくしになっちゃった。
あっくんも、食べてくかな?
「優紀、ごめん。俺、そろそろ帰るわ。」
「あ、うん。ありがとね。少しだけなら送るよ。」
「いや、大丈夫。優紀、お前少し休めよ?疲れてんだろ……」
「ありがとう。でも、大丈夫だから」
「そっか。じゃ、オヤスミ!!また月曜日な!!」
「うん!!おやすみ」
帰っちゃった……。やだな、父さんが帰ってくる。
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