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突然の 3
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「それじゃ、ご飯食べようか。」
「「「「「いただきます」」」」」
「美味しい!!」
「ありがとう、菜木早ちゃん。あ、そういえばあっくんに勉強教えて貰ってたけど、理解出来た?」
「バッチリです!あっくんは勉強の教え方が先生よりわかりやすいのです!」
「そっか、なら良かった。ちゃんとあっくんにお礼言った?」
「もちろんなのです!」
「そっか。お利口さんだね」
「いやいや、当たり前です」
菜木早ちゃんはとても面白い話し方をする。誰が教えたわけでもなく、敬語とタメ語を混ぜながら話すんだ。
他の弟達はみんなタメ口なのに。
「真輝君は、勉強でわからないところとかある?」
「大丈夫だよ。逆に授業が退屈」
「俺も!!なんか、学校の授業の問題簡単すぎ!!」
「そう。みんなすごいね。すぐに理解出来て。みんなはお父さんに似たのかな…」
僕は、みんなと比べてそれ程いい成績を残したことがない。
やっぱり僕は、ダメだなぁ……。
「「「「「ごちそう様」」」」」
「じゃあみんな、お風呂入ってきてね。」
「「ハーイ」」
そう言って、菜木早ちゃんと賢斗君は先に入っていった。
あの2人は本当にいつになっても仲がいい。
友希君は、いつの間にかゲームを始めていた。
真輝君はまた、勉強をしていた。
それから程なくして、2人は上がってきて、真輝君と友希君が、一緒にお風呂に入っていった。
「寝よっか。」
「「うん。(⊃ωー`).。oO」」
「おやすみ」
「「おやすみ」」
少しして、2人が上がってきた。
2人は先程の続きをして、僕は洗い物などの家事をした。
「よし、みんな寝よっか。真輝君、明日は休みだし、勉強はまた明日にして寝よう?」
「うん、そうする。おやすみ、兄さん」
「おやすみ。友希君も。ゲーム終わりにして。」
「ッチ……」
あぁ……どうしよう……。他のみんなは素直に上に行ってくれたけど、友希君はなかなか手強い。
あと5分ぐらいでお父さん帰ってきちゃう……。お仕置きされたくないしなぁ……。だめだめ、お父さんとのことはバレないようにしないと。顔に出てないよね?
「友希君、寝ないとダメだよ。もう10時だよ?」
「はぁ?関係ねーだろ」
あぁ……どうしよう……どうしよう……
「友希君!!」
「うっせぇなぁ!!わかったよ、わかりました」
「っ、片付けは、僕がやるから。」
「いい。アンタの言う通り、寝てやるよ。けど、父さんが帰ってくるまでは、ゲームやるから邪魔すんな。」
「で、でも、お父さん帰ってくるまでに寝てなかったら怒られちゃうよ?」
「はぁ?怒られねーよ、そんぐらいで。あ、わかった。」
ビクッ
何か、バレた……?え……? 本当に……?
「アンタ、自分が怒られんのヤなんでしょ?だから俺に早く寝ろっていうんだ」
「違うよ。そんなことない。怒られるのは友希君だよ」
良かった。バレてない。
「ただいま」
「あ、おかえりなさい。」
「おかえり、父さん。じゃ、俺は寝るね。おやすみ」
「おや、すみ……」
「おやすみ」
こわ、い……怒られる、よね……
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