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優しいお父さん1
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「バイバイ、みんな」
「またね。すぐに来てください、兄さん!」
「うん!!」
「いくらでも待ってるからね、兄さん!」
「うんっ」
「「…………」」
「じゃあ叔父さん、よろしくお願いします」
「あぁ。じゃ、またな。」
「はい」
結局、友希君と賢斗君は一言も話さなかった。 寂しい、な。
僕は、車が見えなくなるまで手を振った。そして、お父さんが帰って来る前に、夕食の支度をして気を紛らわしていた。
でも、全てやり終わってしまうと、みんなのことを思い出しちゃって、泣いた。
泣いて
泣いて
泣いて
もう、全てがなくなってしまえばいいのに。
マイナスなことしか考えられなくなった。
「っ………うぅっ………っ………うぅ………」
ガチャッ
「ただいま」
「っ……!?お、おかえりなさい」
え……?待って、なんで?まだ、10時じゃないのに……
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