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叫び 1
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「っ……いった……くっ」
今、何時だろう?今日は、何曜日?
ディジタル時計を見ると、
6月25日水曜日午前9時
と表示されていた。
良かった……。まだお父さんが帰ってくる時間じゃない。それよりコレ、どうにかしないと……。
真っ白だったシーツには、赤黒いシミが出来ていた。
ソレは、昨日の事情を物語っているように見えて、思わず僕はソレから目を逸らしてしまった。
僕の隣では、犬達がまだ寝ている。
出来ることなら、僕もまだ眠っていたい。けど、このシーツを早くどうにかしないと。
僕はシーツを持って部屋を出ようとした。
ガンッ
「うっ……く……」
苦しい……そういえば、鎖で繋がれていたんだ……
僕が動けるのは、この一部屋だけだった。
なんで忘れていたんだろう……。
これ、お父さんにバレたら……
もしかしたら、犬より酷い動物を連れて来るかもしれない……
どうしよう……どうしよう……どうしよう……どうしよう……
早く洗わないと、血が落ちないかもしれない……
そうなったら……
「ぁぁああ!!」
もうやだもうやだもうやだっ
怖いよ……お父さんが、こわい。
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