アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
明 2
-
僕は、まだ生きていないとダメなんだな……
今度は、四ノ宮さんのために。
でも僕にはお父さんだけだから。
本当に好きなのは、お父さんだけ。
今だけ、許してください。って言っても信じてもらえないよね。
僕はお父さんに好かれていなかったんだから。
「早く」
「ごめんなさいっ」
少しイラついたように言われ、僕は慌てて四ノ宮さんについて行った。
そして車に乗り、四ノ宮さんの家に行った。
また、繋がれるんだよね。
暗いところに、連れていかれるのかな?
「おじゃまします……四ノ宮さん?」
「優紀君、明君に会いたい?」
「えっ?」
四ノ宮さんは突然立ち止まって僕に聞いた。
もちろん僕は、
「あ、会いたいですっ」
そう言った。
「じゃあ、会わせてあげる。
その代わり、俺との子供もつくってね。もちろん、拒否権なんてないよ。
それと、君と俺は家族だからね?」
「…………はい」
明に会わせてもらえるのは嬉しいけど、また子供……
また、出来損ないって言われて捨てられたらどうしよう……。
せっかく明とも会えたのに、会えなくなっちゃう……でも、僕は四ノ宮さんに飼われたも同然だから、ちゃんと従わないと……
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
49 / 394