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明 3
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僕はソファーに座って待っていた。
少し、眠たいかも……
「優紀君、起きて」
「んぅ……」
僕は寝てしまっていたみたい。
四ノ宮さんに起こされるまで気づかなかった。
だから、僕は凄い勢いで『ごめんなさい』って謝った。
けど、四ノ宮さんは優しく謝らないでって言った。
今まで、僕は四ノ宮さんがこわい人だと思っていたからびっくりした。
僕に見せる顔は、不機嫌そうか、怒っているか。
だから、いきなり優しくされて、びっくりした。
「はい、明君だよ。君があの場所にいる間、俺が育ててた。今では少し喋れるようになったよ。」
そう言って僕に明を渡した。
戻ってきてくれた。
僕の愛おしい明。
明は、僕がお母さんだって、知ってる?
泣かないって事はわかってくれてるのかな?もう、僕は明が成長するまで離さないからねって言ったら、嫌われちゃうかな?
でも、それぐらい明のことが大切。
明は、……僕の事愛してくれる?
同じくらい好きだよって、オトナになったら言ってくれるかな?
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