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痛くない
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「んっ……あれ……痛く、ない」
目が覚めて、また、あの痛みが来るのかとドキドキしていたけど、来なかった。
あんなに痛かったのに……
良かった。起き上がっても、大丈夫かな?明に会いたい。
「っ、大丈夫……大丈夫……」
少し、おなかに痛みが走ったけど、これぐらいなら大丈夫。
早く、明のところに行こう。
ガチャ
「おはよ、優紀」
「おはよう、ございます……」
四ノ宮さんは、この前みたときと同じような笑みを浮かべていた。
「あ、あのっ」
「ん?何」
「あか、明に会わせてくださいっ」
緊張して、声が震えた。
四ノ宮さんを、怒らせるんじゃないかって思って。
「いいよ。おいで」
「ありがとうございます!」
僕は四ノ宮さんについて行った。
明は僕が寝ていた部屋の隣の部屋で眠っていた。
「さっきミルクを飲ませたばかりだから、そっとしておいてね。」
「……はいっ」
それから、四ノ宮さんは戻っていってしまった。
「ふふっ 可愛いなぁ。早く大きくなってね」
僕は眠っている明のほっぺたをなでながら言った。
明のそばを離れたくないな。ずっと一緒にいたい。
僕は明と再開してから同じことしか言っていない気がする。
どのぐらい、明を見ていたんだろう……
四ノ宮さんが来て、ご飯食べろって言ってくれた。
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