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泥棒!? 2
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「優紀っ!!」
「し、……四ノ宮さぁん!!」
四ノ宮さんは、走ってここまで来てくれた。僕は、四ノ宮さんをみたら安心しちゃって泣いてしまった。
「こわっ……こわ、かっ、たっ!!こわかったぁ〜ひっく……ん……く……しの、みやさっうぅ……こわかったよぉ」
「大丈夫。大丈夫だよ。よしよし、優紀偉かったな。ちゃんと明も守って……もう、俺しかいないから。大丈夫大丈夫。」
「四ノ宮さぁ……っ……んく、うぅ……ひっく……」
四ノ宮さんは僕を抱きしめて、頭を撫でながら、安心させてくれた。
来てくれただけで、十分嬉しい。
「落ち着いた?」
「っ……ん、うん」
「そう。あーなんか心配だな。やっぱり今日は仕事休も」
「えっ!?そんなっ」
「何?嫌なの?」
「ちがっ……そうじゃなくて、僕のためにそんな」
「だって心配だよ。俺が出てすぐこんなことになってんだもん。次行ったら、15時まで戻ってこれないし……何されるか分かんないよ?」
「わ、分かりました。僕のために、ありがとうございます」
「うん。それでよし」
申し訳ない気もするけど、そこまで言われたら、ね。
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