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名前で呼んで
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「ねぇ、優紀」
「はい」
「そろそろ『裕二』って呼んでくれない?俺たち、家族って言ったでしょう?」
「っ…///」
「恥ずかしがらないで」
そんな事言われたって、僕、人をそんなふうに呼び捨てで呼んだことないのに。
「さん付けでいいから」
「…………ゅ、ゆうじさん………っ!!」
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいっ!!
僕は言い終わると同時に裕二さんの胸に顔を埋めた。
心の中だったら素直に言えるのに。
「可愛いね。ね、顔上げて?」
「んっ……っんぅ……はぅ……はぁ……すきぃ……あっ……ごめんなさい……」
顔を上げた瞬間、僕と裕二さんの唇がぶつかって、キスしてしまった。
「まさか優紀からしてくれるなんてね。
それに、熱烈な「好き」って言葉も貰えたし、満足だよ。俺も、大好き」
「うぅ……」
僕、あんなこと言うつもりなかったのに。どうして言ったんだろう……
でも、自然に裕二さんって呼べる様に頑張ろう。
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