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手当て
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お尻が痛い。
……あ、本当だ……血、出てる……。
「っ……ちょっと優紀、なんて格好してんの……」
「えっ?あわわっ……違うんですっ裕二さんっその、これは……あの……」
恥ずかしい……気づいたら僕は、M字開脚をして、自分の傷ついてるところを見ていた。
「明日にはピアスの穴が塞がる薬塗るからね。痛いけどガマンだよ。」
そうして裕二さんは白い軟膏を傷口にたっぷり塗った。
「うっ……いたいいたいいたいっ!!裕二さっまってっあ……あ……やだっ怖いっへ、へんっ」
「はい。終わったよ。あと、キズの消毒しなきゃだね。お尻みせて?」
「まって、裕二さんっお願いギュッてして!こわいっこわいのくるっ」
「こないよ。ココにいるのは優紀と俺と明だけ。あ、もしかしてそっちじゃなくて痛み?」
コクコク
変な、今までに感じたことの無い激しい痛みが来て、怖かった。言葉では言い表せない、出産した時よりも怖い痛み。
僕は裕二さんの服を掴んで、その痛みに耐えた。
「痛い?」
「はぁ……っ、はぁ……くっ……ううん、もぅ大丈夫……」
「強いね。偉いよ、優紀は」
「………しょーどく、する?」
「うん。早くしないと化膿にも繋がるからね。こっちにお尻向けて?」
「………っ………」
恥ずかしかったけれど、これは傷口を消毒するだけだからと自分に言い聞かせて、頑張って四つん這いになった。
「傷は浅いから、消毒して軟膏塗っておくね。」
「っん……はい。ありがとうございます」
「優紀、敬語」
「いっ……あ、あり、ありがとう……裕二さん……」
「はい。終わり」
裕二さんは僕と話している間に、ササッと手当てを終わらせた。
痛みも、さっきと違って一瞬だったし、さすがお医者さんだなって感じた。
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