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あさ
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「んー……ねむ、い」
あれ……ここ、どこ?
あ…………そっか、僕、お仕置きされて……
と、とりあえず下に行こう。
「おはよう、裕二さん」
「おはよう。いきなりで悪いんだけど、明にご飯あげてくれないか?今手がはせなくて」
「はい。 明、おはよう」
「まーま、あー」
「うん、ママだよ。ご飯食べようね」
昨日から、明はたくさんの事を話すようになった。
今まで全然話さなかったから、少しだけ心配していたんだ。
でも、個人差があるからって裕二さんに言われてて、やっと話せるようになって、僕は凄くうれしかった。
僕と遊んでいたときに、初めて僕のこと『ママ』って言ってくれた。読み聞かせをしていた本に、『ママ』って書いてあったからかもしれないけど。
裕二さんは『パパ』って言ってって明に言ってた。
明は難しいのか、首を傾げてたけど、なんとか覚えようとしていた。
『パパ』って言ってもらえた時、裕二さんは跳び上がるぐらい喜んでいた。
自分の子のように接してくれて、本当に嬉しい。
「明、美味しい?」
「あう!」
「そっかそっか。よかった。そういう時はね、『うん』って言うんだよ?」
「う?」
「うん、難しいかな?」
「う………………?…………………ん?」
「すごいっすごいよ明!!」
僕が明の頭を撫でると、明は笑ってくれた。
Prrrー
あ、電話……でも、僕が出ちゃいけないんだよね。
「はい、四ノ宮です。え?あぁ……だから、その話はっ……ー」
四ノ宮さんは、僕達に上で待っているようにと紙に書いて見せた。
僕は「うん」と頷いて、明と一緒に上に上がって四ノ宮さんを待った。
きっと、大事な話なんだろう。
「明、眠いの?」
「…………う………」
「よしよし。じゃあ、ベッドに行こうね」
コクコクと首をふっている明は、本当に眠そうだった。
僕は明をベッドの上に寝かせた。
ガチャ
「寝た?」
「今寝たところです」
「そっか。俺、今から仕事に行かないといけないから、留守番しててね。」
「はい。あ、お弁当……」
「今日は外で食べてくるよ。
それに、昨日は激しかったからね。無理しないで」
「はい……気を付けてください。あ、夕飯は?」
「多分、今日は帰ってこられないかも。」
「そっか。わかりました。いってらっしゃい」
「そんな悲しそうな顔しないで。いい子にしていたら、とっておきのご褒美をあげる。優紀の大好きなものをね。じゃあ、行ってきます」
さみしいなぁ……今日1日いないんだ……
でも、いい子にしてたらご褒美くれる……がんばろう。
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