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ミス&ミセスorミスター 4
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「...あれ?
もしかしておじさんも迷ってたとかですか?」
反応のない男にミナミはまた心配になり聞いてみた。
確かにおじさんは人生という名の道を確実に迷っている。
しかしミナミは寡黙な人だなとしか思わなかったのであった。
「おーいおじさぁん...早く行かないとマジで
やばいんで助けて欲しいんすけど...」
ミナミが懇願すると男は暫くiPhoneを見つめ、やがてすっと道の先を指さした。
「あっちに行けばいいんすね!?
ありがとうございまぁっす!助かったぁ」
ミナミはパァッと笑顔を浮かべぺこりと頭を下げてそちらに向かって歩き出した。
親切な人に出会ってラッキーであった。
世の中まだ捨てたもんじゃないね親切な人もいるもんだね。
Twitterでそう呟きながらミナミは赤いお屋根の鬼課長宅へと向かった。
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