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彼の日常 6
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「...いやでも恋とか以前に犯罪やで..」
ツッコミを入れていると電車は駅へと止まり
男は走って逃げて行ってしまった。
あっ、と声を零した頃には人混みに紛れ男の姿はなかった。
仕方ないので袖野はミナミを振り返る。
「袖野さん...!き、奇遇ですね!」
ミナミは嬉しそうに声をかけてくる。
「大丈夫か?ミナミくん」
元気そうではあるが一応気遣ってやった。
空元気かもしれないし。
朝からショッキングすぎて袖野は既にブルーだった。
「ハイ!また助けてもらっちゃいましたね..
ありがとうございます」
ミナミはぺこりと頭を下げた。
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