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臆病な社会人たち。 3
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しかしいつまでも返事が返ってこない。
不思議に思って顔を上げると、顔を真っ赤にして口を鯉のようにパクパクしている彼の姿があった。
「ええ.....まじで...?」
「ちがっ、..先輩のバカ!」
マジな反応をされ思わず普通に返すと
何故か怒られてしまった。
「もういいですっ終わったら置いといてください!」
上江はくるりと背を向けて
逃げるように歩いて行ってしまう。
「いやいやごめんってカミエちゃん..そんな怒ること...?」
怒っている背中に声をかけるが
上江は振り返りもせずに行ってしまった。
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