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臆病な社会人たち。 7
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大人な雰囲気漂うバーのカウンターで、
ダメな大人代表のような露出の高い格好をした
女性がぐでっと寝るようにカウンターに腕を置き体を倒している。
店に入るや否やそんな後ろ姿が見えて
今日はツイてないかもしれない。
袖野はため息を吐きながら、隣に座った。
「雪雛せんせ。お行儀悪いですう」
「袖野くん!」
声をかけると彼女は体を起こし、
赤くなった顔で笑った。
濃い化粧は相変わらず年齢を隠していて、
あり得ないほどの色気を放っていたがその異様な怪しさは逆に誰も寄せ付けないようでもある。
天才官能小説家である彼女だがこうしてみるとセレブな奥様のようだ。
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