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愕然!早朝の緊縛師 1
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やってしまった。
完全に理性がぶっ飛んでいた。
袖野は玄関に座り込んで頭を抱えた。
ベッドにはミナミがすやすやと寝息を立てていて
一先ず距離を置いたのだ。
「....痴漢助けて強姦してどうすんねん」
全く、本末転倒というか、尚悪いというか...。
10歳以上も離れた年下相手に欲望のまま扱ってしまうとは本当に大人気ない。
こんなに余裕がない状態になってしまうとは思わなかった。
自分の行動が信じられず深くため息を零した。
しかし自覚をせざるを得ないだろう。
必死に理性で留めておいたが、
やはり自分は彼のことが好きなのだと。
だがもうこうなってしまっては、
例によって嫌われてジエンドだ。
「.....アホやなぁ..」
もっと早く自覚していれば、妙に常識人ぶるのをやめていればもっと違う伝え方が出来たのだろうか
だなんて想像して、苦笑する。
本当に、自分は情けない人間だ。
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