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蓮と第1和菓子屋との関係
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ここは、ある都会のど真ん中
立ち並ぶビルとビルの間にポツリと建つ
小さな和菓子屋「第一和菓子室」と言う店。
今では、常連客の口コミでちょっとした人気の店に成長している。
そんな頃に働く僕は、この店がオープンする時からいる見習いさん。
まだ、プロのシェフさんとはかけ離れているけど頑張って追い付こうと頑張っている
でも、なかなかうまくいかないもので…
僕には、19歳年下の弟がいる
結構年が離れている。
母親は、仕事が大変だし一緒に暮らすにしても
帰宅する時間まで面倒を見てくれるような人はいないようで
僕が、変わりに面倒を見ている。
家庭の事でも上手くいっていない。
現実は、理想とは違うなぁって改めて思い知らされる。
「はぁ……」
「ぅわっ!!どーした!?そんな深いため息しちゃって」
「あっ、宮野さん
いえ、ちょっと考え事してまして笑」
こちら、宮野健 (ミヤノ タケル)さん
明るくていつも、ハイテンション笑顔が特徴のおちゃめさんです。
僕と同い年で話しやすい中であります。
僕は、昔から人見知りが酷い方なのでなかなか友達が出来ず悩んでる時に、宮野さんが声をかけてくれた僕の恩人でもある人で
初めてのお友達です。
「あんまり、考え込むなよ?」
「はい!」
「そぉそぉ、笑ってる方がお前には似合ってる」
微笑む僕に優しく声をかけてくれる宮野さん
宮野さんは、イケメンでとってもモテモテ
常連客の人気者さんです。
多分こんな優しくてニコニコしてる所が女の人のツボなんだろうな。
「なぁ聞いたか?今日は、試食会があるらしいぞ」
「えっ、そうなんですか!?」
「あぁ、楽しみだよな」
「笑笑、ホントですね」
「あの先生、見習いの俺たちには試食あんまりさせてくれないからなぁ」
「珍しいですねよ?何かあったのでしょうか」
「さぁ?な?笑さっ、早めに調理室いこーぜ」
「そうですね。早めに材料チェックしときましょう」
「おぅ!その前に水分補給しとけよ?」
「はい」
オシャレな木のテーブルに置いていた、自分の水筒を手に取り一口飲む
気合入れて頑張んないと??後輩に追い抜かされちゃう??
僕の前を歩く宮野さんの後ろを追いかけるようにして
付いて行き調理台の方へ行く。
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