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出会い
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調理代についてからは、2人で何回も準備するものや食材のチェックをしていた。
「蓮~、これここであってる?」
「あっ、はい!あってますよ」
「よぉーーっし!!できた!」
「ふぁ~、ちょっと休憩しますか?」
「あぁ、そうだな」
1通りすべてのチェックが終わった。
試食会開始まであと2時間。
それまでに、僕が持っているこの資料のお菓子を作っておかないといけない
試食会と言っても、自分たちが作ったお菓子をまず机に並べて、先生のと食べ比べたり先輩方が作られたのと食べ比べたりするのだ。
そう考えると……大変になりそうだなぁ。。
水筒のお茶を一口のみながらそんな事を考える。
「おーぃ、そろそろお菓子作り始めないと試食会参加出来ないぞぉ~!!」
『はい!!』
先生が、大きな声で皆に呼びかける
僕達も、そろそろ作り始めるか?なんて言いながら自分たちの調理台に行く。
「ねぇ、宮野さんこれって温めてからここに流し込むの?」
「そー、出来るだけ今の温度を保ちながらだぞ?」
「はぃ」
僕が担当してるのは和菓子プリン
先生が編み出した世界で一つだけのプリンだ。
出来るだけ……かぁ
じゃぁ、温度計が必要って事だよね?
作る前に取りにいかないと。
「宮野さん、僕ちょっと温度計取りに行ってきますね」
「おぉ、りょーかい」
まさか、温度計が必要にねるなんてなぁ
予想もしてなかった。
ちゃんと、反省欄に書いとかないと...
点数落とされるかな?
いや、正直に書いてた方が点数上がるかも?
悪知恵が働いてるのか働いていないのかよくわからない曖昧な感じのまま
温度計がある所まで、すぐそこ
手を伸ばそうとしたその時……
後ろの方から声をかけられた
「あのぉ」
振り返ると、そこにいたのは二人の男性
1人はメガネを掛けていてビジネスマンって感じだ。
もうひとりの方は、爽やかなイケメンさん。
隣のメガネをかけてる方より身長が少し高くスラッとしてるけど程よい筋肉が付いているのが分かるくらいの人だ。
しゃべりかけてきたのは、多分メガネをかけられてる方の方だ
「はい...」
「こちらで会議を行う予定で本社から参ったと竜ヶ崎(リュウガザキ)申します。」
「えっ、あっこんにちは。えっとぉ少々お待ち下さい。すぐ上の方を読んできますので!!」
「申し訳ありません。お手数をお掛けします。」
「いえ、あの上がってそちらのソファにお掛けしてお待ち下さい。では失礼します。」
急に来たお客さんに驚いた
僕は、バタバタ温度計を取って走って先生のいる調理室に向かった。
「おぉ、遅かったな蓮!!」
「あっ、宮野さんごめんなさい。ちょっと待ってて…ね?」
帰った瞬間宮野さんが心配して駆け寄ってきた。
宮野さんに断りを入れ先生の元に行った。
「先生、お客様がいらしてますよ?一応、店内のソファにおかけしてもらってます。」
「おぉ、そうか!ありがとう助かったよ」
「いえ…」
ふぅ………
さっきのお客様の接客には苦しみを覚える。
何話したらいいか、わからなくなり頭の中が白くなる。
「おい、蓮大丈夫か!?顔色が悪いぞ…ほら、これ飲め」
「ごめんね、宮野さんありがとう…」
渡されたお茶を飲む。
良かった、宮野さんがそばにいてくれて
その後、少し休憩を取ってくれた宮野さん。
優しくて僕の分のお仕事もチャチャッと終わらせてくれた
今度お礼しないとな
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