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パパとママと蒼太くん
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スーパーに着いたかと思うと、手を繋いでいた蒼太くんがいきなり…
「たんだーぐ」
と、言い出した。
何のことか、よく分からない俺は伊藤さんの顔を見る。
「えっとぉ、あの、その、……ハンバーグ……の意味です。」
「あっ、そうなんですね?笑可愛いなぁ蒼太くんはぁ?」
ヨシヨシすると、ふにゃっと笑る蒼太くん
ハンバーグが好きなのかな?
想像できるなぁ……
口いっぱいに、含んでモグモグしてる所
「蒼太くんは、ハンバーグが好きなのかな?」
「ちゅき!たんだーぐ!」
「そっか、じゃぁ今日の夜ご飯はハンバーグかな?」
「ちょーだよ♪」
やっぱりかぁ?
いいなぁ、こんな可愛い子供を横目にご飯が食べれるってさぁ?
俺も早く結婚して伊藤さんとの子供が出来たりして?笑
っんなわけ、ないか
「あっ、のぉ……もし、よければ……食べて帰ら…れますか?」
「いえ、遠慮なく笑」
無理無理、今伊藤さんの家に行ったらgotobetしちゃいそうだ。
それに……
「なんでぇ??たべゆ?!!」
「そっ蒼太も…こう言ってます……し。」
「もう少し、伊藤さんと打ち解けてからご飯呼ばれてもいいですか?」
俺を少し嫌がってるのか?怖がってるのか?は、分からないが
こんな少し震えてる状態で、話し掛けるたびビクッと反応する体では、逆に迷惑をかけるだろう。
「…………すみません。僕の…せいで。」
「あっ、いえ、そんな意味じゃなくて(汗) 」
「…………すみません。」
「謝らないでください。伊藤さんは、そんなに私は怖いですか?」
「っ!!………………はい。」
やっぱりかぁ……
少し内心気づ付いた。
一目惚れした人に、怖いって言われると誰だって心痛めるものだ。
隣にいる蒼太くんは、頭の上に?を浮かべてこちらを伺っている。
「そうですか…笑 じゃぁ、伊藤さんに好まれるにはどうしたらいいですか?」
「えっ、………………」
「急に、すみません笑 私も、宮野さんみたいに伊藤さんと親しくしたくてですね?笑」
「はい。」
「まぁ、ゆっくりお互いに慣れていきましょうね?」
怖がらせないように、優しく微笑みながら話し掛ける。
そうだよな、これからじっくり時間をかけて伊藤さんとやって行けばいいだけだよな。
すると、伊藤さんが「はい」と少し笑顔で返してくれた。
焦らなくても、いいんだ
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